テントに使われる素材

初めてテントを購入する為にお店で色々なテントを見ていると同じ様な見た目に収容人数も同じなのに価格が全然違うと疑問に思った方もいるはずです。私も価格の違いを見て「メーカーが違うから?」位しか思いませんでした。

お店のスタッフに「何故2種類のテントにこれだけの価格差があるのですか?」と質問をしました。

そしたらスタッフの方が「使われている素材の違いです。」と教えて頂きました。

素材の違い?骨組みにあたるポールは多少の材質種類があると思いますが、他にも違いがあるなんて知りませんでした。

色々な専門用語が出て来ます。詳しくはこちらを参照 https://mo-camp.com/?p=149

テントの生地

テントに使用される生地にも、種類や特徴があります。

生地の主な役割は住宅に例えるのなら屋根と壁になります。骨組みのポールと同じで、テントを形成する時の重要なパーツになりますので知っておくと良いです。

ポリエステル

テントの生地で一番多く使用されている生地になります。吸水性が低いので濡れてもすぐに乾き値段も安い素材です。しかし火に弱機燃え易い為、火気類は離れて使用しないと危険です。

ナイロン

ポリエステルよりも軽くて柔軟性がある素材です。軽さや柔軟性が高い事から危峰や高峰の山岳登山のテントに良く使用されます。火にも強く、自己消化性の高い物が多いです。

その分コストがポリエステル製に比べて、かなり高額になります。

コットン(綿)

綿特有の肌触りが良くナチュラルな風合いで人気がある素材です。

天然素材の綿は空気を通し易いので結露になりにくく火にも強い特徴を持ちます。

化学繊維製の生地にはコーティングが表面に加工されていますが、綿100%コットンを使用するテントにはコーティングがされていません。

理由はコーティングをしてしまうと通気性を無くして結露が出来やすくなるのと、水分を含むと綿が膨らみ生地の密度が増えるので雨を防いでくれるからです。

天然素材故のデメリットもあります。

大量に水分を含むと重くなるのと、濡れた後にしっかり乾かさないとカビが生えてしまう事です。

T/C ポリコットン

ポリエステルとコットンを混ぜて作られた素材です。テクニカルコットンやポリコットンと言われています。

両方の素材を合わせる事でお互いの良さを取り入れた素材です。

コットンの良さを維持したまま軽量で取り扱い易くして、コットンよりも更に雨対策が強化されています。

耐水圧が300mm~400mmくらいあるので雨が多い地域に向いています。

テントポールの材質

グラスファイバー

グラスファイバーはガラス繊維を樹脂で固めて作られた素材です。

重量があり強度も弱いので比較的安い金額のテントに使用されています。

ポールが折れた際に中のガラス繊維が飛び出してくる場合もあり、飛び出したガラス繊維はテントの生地を破いてしまい、時には体に刺さる危険もあるので家の庭先等で行うキャンプに使用する事をお薦めします。

アルミ(アルミニウム合金)

テントのポールで一番多く使用されている材質です。6000系とか7000系とかありますが、今回は説明を省かせて頂きます。

カーボン(カーボンファイバー)

素材として最高のカーボンはスチール(鉄)の3倍以上の強度を保ち20%以上も軽いのでテントのポールには最適な素材ですが、物凄く高額な為、テントの価格が30万以上になる事もあります。

今後製造技術の進歩でコストが下がる事に期待しましょう。

理想は、ポールがカーボンで生地がT/C ポリコットンでしょうか?金額は考えたくありません。

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