観天望気とは昔の人が行なった天気予知の方法です。
空にある雲の形や流れ方、風の動き、生物の動き方や行動等から次の日の天気を予想します。
自然の天候にも変化の予兆がある
夕立が来る前に「入道雲」が発生する。
低気圧が近づいて来ると「うろこ雲」が発生し易い。
地震の後に風が吹き雨も降る。
山に黒雲がかかれば暴風雨が起きる前兆。
天候を読むパターンは色々とある
次の日が晴れ
夕焼け:天気が西から東へ流れる為。
クモが巣を作る:昔からクモは天気が予知出来ると言われています。強風や嵐で雲の巣が壊されてしまうので、悪天候の前はクモが巣を作らないと言われています。
南に雲が流れる:低気圧が通過した後は北寄りの風になる為。
星がたくさん見える:空気が澄んでいて乾いている為。
夕方見える虹:東の空に見える夕方の虹は西が晴れている為。
トンビが空高く飛んでいる:トンビは上昇気流に乗って飛びます。晴れは上昇気流が発生し易いので高く飛びます。
朝霧と朝雲:霧はよく晴れた日に出易い。高気圧に覆われている朝は、地面が放射熱で冷え易く地表側の空気から冷やされるので霧が発生し易くなります。
次の日が雨
太陽や月に暈(雲の輪):次の日に雨が降る
朝に虹:肖氏の方角に出る朝の虹は雨が降る予兆と言われています。
北へ雲が流れる:南寄りの風は低気圧の接近によるもので雲は北へ流れて行きます。
飛行機雲:上空に湿気があると飛行機雲が発生し易くなります。
朝焼け:湿度が多いと朝焼けが発生し易い。
カエルが鳴く:カエルの皮膚は常に湿っていないといけないので、雨が近づき空気が湿ってくると鳴き始める。
猫が顔を洗う:猫のヒゲは湿気があると張りがなくなる為、それを嫌がり顔洗うと言われています。
ツバメが低く飛ぶ:ツバメの餌である昆虫類が、低気圧の接近で低く飛ぶ為ツバメも低く飛ぶと言われています。
煙突の煙が西へたなびく:低気圧接近時は南から東よりの風が多い為。
鐘の音が遠くまで響く:低気圧や前線が近付き上空に暖かい空気が入り逆転層ができると音波に影響を与える為。
リュウマチが痛む:気圧が下がると痛むと言われている。
カモメが人里近くで鳴く:普段海岸にいるカモメですが、天候が悪くなる前は海から陸に移動して来る。
他にも色々と言われているパターンはありますが、1つの参考としてお伝えしました。
天気予報だけでなく観天望気で、利用するキャンプ施設の天気予知をされてみるのも事前対策になると思います。
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