今やキャンプをする為の3種の神技と言える寝袋は意外な使用目的で使われました。
1950年代初頭に勃発した朝鮮戦争で亡くなったアメリカ軍兵士の輸送用に寝袋が使われていたのです。
寝袋最大の特徴である〝袋に入る″は輸送時の揺れや衝撃が起きても乱れる事がなく状態をキープしていたことから寝られるスペースが限られる危峰や高峰の登山に使われるようになりました。
寝袋とは
名前の通りで袋状になっている寝具で、使用をしない時はコンパクトに収納出来て重量も軽いので、主に登山やキャンプで使用されています。また防災用具としても使用されています。
筒状の形でファスナーが端から端まで付いており、ファスナーを開けて人が入り、ファスナーを閉める事で気温の変化から体を守ってくれます。
種類や素材等で使用適温が変わるので、夏の気温が高い季節に使用する寝袋は通気性の良いタイプで、冬使用する寝袋は保温性に優れているタイプと使用目的や場所、季節で寝袋を選ぶようにするといいです。
理想はオールシーズン対応型よりも、春秋専用と夏用冬用の様に季節で使い分ける様にするとより快適です。
私は予算上2個しか寝袋が購入出来ないので、〝春秋専用″と〝極寒地域″で使用するタイプの2個を選びました。
理由は夏の気温が高い時は寝袋を使わないで直接コットに寝る様にする、春秋用ならある程度のシーズンに対応できる、冬用の寝袋で寒さに耐え切れなかったら困るので極寒仕様の寝袋にしました。
寝袋の種類
人が入る為の袋だった寝袋も時代の流れと共に形や種類が増えてきました。
封筒型
長方形の形をしている事から封筒型と言われています。
布団に近いので寝心地が良く、ファスナーを完全に開ければ掛け布団やブランケットとしても使えます。
しかし体への密着性が少なく、他の種類と比べて保温性が低いので暖かい季節やオートキャンプ等に適しています。
マミー型(人形型)
寝た様子がミイラに似ている事からこの名前がつきました。
山用に作られた寝袋で頭まで覆いがあり体型に合わせた作りで密着性があり保温性が高いのが特徴です。
しかし寝袋内にすっぽりと入る為、寝返り等が出来ないので寝袋に慣れるまでは寝苦しい場合があります。
軽量でコンパクトに収納できるので登山やバイクツーリング等でも使用者が多く、キャンプで使われている殆どの寝袋がマミー型です。
ラップ型
マミー型に形状が似ているのですが肩口が広くなっているので、マミー型よりも若干窮屈感がなくなります。
ドローコードと言われるヒモが肩口に付いていて、引っ張ると頭をすっぽりと包み込みます。
2本足独立型
2本足に分かれているので、寝袋に入ったままの状態でも立ったり歩いたり出来ます。
寝袋の特徴を簡単に伝えると、密着性が高いと保温力があり自由に動けず、密着性が低いと保温力は低いが自由に動ける。
私はマミー型の寝袋を購入しましたが、慣れると寝苦しさ等は気にしなくなりました。
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