燻製剤（スモークウッド）について

燻製初心者にお薦めしたいのが、スモークウッドを使った燻製です。

理由はスモークウッドに直接火を付ける手軽さと、一度火を付けると中々消える事が無く、煙を出してくれるので道具もほとんど要らないからです。スモークチップの様に、火種を別で用意する事がないのです。

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スモークウッドの使い方と注意点

スモークウッドは火と煙の管理を注意していれば長時間の燻製が出来ます。更に温燻や冷燻が出来るので食材を選ばないのも初心者には嬉しいです。

便利で簡単に燻製作業が出来るスモークウッドですが〝火のつけ方に注意″が必要です。

一気に火を付けると、煙が必要以上に出てしまい煙臭い燻製になる他、煙が直ぐに消えてしまい燻製が作れない事が起きてしまいます。使い方をお店のスタッフに聞き、理解してから燻製作業を行う事をお薦めします。

食材を燻製機に入れた後スモークウッドが黒くなるまで炙ります。（※バーナーや着火マン等を使うと火傷防止になります）

黒くなったスモークウッドに火をつけます。

※１塊の状態で使用する場合は黒くなっている面積に応じて煙が出ます。最初は少ない面積で煙を少量にすると良いです。

※２しっかりと燃やしたい場合は着火する前にスモークウッドを細かくして下さい。

燻製を行なっていると、「食材は丁度よく燻製されたのにスモークウッドは煙を出し続けていて勿体無い」と感じた方もいると思います。その様な時は一度スモークウッドの火を消せば問題解決です。スモークウッドは一度火を消した後でも再び火をつければ再利用可能です。

スモークウッドの火の消し方は燻製機を密閉状態にすれば自然と消化されます。もし燻製機が密閉できない場合は金属製のバケツや入れ物の中にスモークウッドを入れて密閉して下さい。※金属製の入れ物を使う事で防火にもなります。

スモークチップと同じ様に食材との相性を知って置く事が大事です。

今回は簡易的にお伝えします

肉：サクラ、リンゴ、

魚：ウイスキーオーク、リンゴ、ナラ、ブナ

チーズ：ウイスキーオーク、ヒノキ

万能：ヒッコリー、クルミ

使用前にしっかりと炙る：スモークウッドは使用前に炙る事できちんと燃えて煙が出ます」。炙りが不十分だと立消えの原因になります。

空気の通り道を確保：市販の燻製機は密閉された作りになっている事が多いので、燻製機の上下に空気の通り道を作る様にすると立消えもなりません。

スモークウッドを濡らさない：濡れている場合や湿っている状態のスモークウッドでは十分な燻製作業ができません。必ず感想をしているスモークウッドを使いましょう。

アルミボウルX２（スモーカー代わり）、キッチンペーパー、丸い網、ジッパー付き保存袋、アルミホイル、クッキングシート

コンロの上にボウルを置き、中にアルミホイルを敷く

アルミホイルの上にスモークチップを乗せる

網をセットして食材を置く

もう１つのボウルを蓋の代わりにセットする

コンロの火をかける。

大体の目安としてお伝えします。

熱燻：８０度以上の高温で３０分～４時間くらい

温燻：５０度～８０度くらいの温度で２時間～１２時間くらい

冷燻：１５度」～３０度くらいの温度で１週間～３週間くらい※寒いシーズンにしか作れません。